恋人とすごす甘い時間。映画を一緒に見たり、ドライブしたり。おしゃれなレストランでおいしいごちそうを堪能する。ふたりで過ごすデートの時間はあまりにも楽しくて、あっという間に時間は過ぎ去ってしまいます。

だんだん、相手の性格も解ってきて、理解も深まってくると、見えてくるのは結婚へのゴール。それぞれの家に別々に帰らなくてはいけないなんでさみしすぎる！　ずっとずっと一緒に過ごせたらいいのにな。恋愛から結婚へ、ふたりの想いは高まっていくのでしょう。

理想の人と燃えるような恋愛をして、穏やかで幸せに満ちた結婚へと発展できたら、とてもハッピーなことですね。

ただ、結婚は恋愛中のように甘い時間ばかりではありません。それは、みなさん分かっているようなのですが、結婚へのゴールインに一生懸命になり、力を使い果たしてしまうと大変です。結婚後の生活はとても現実的。想像していた生活と、かけはなれすぎて、幻滅してしまう人もいるくらいです。

結婚するおふたりに贈られる言葉。

既に結婚を経験している方々から結婚を迎えたおふたりへ、幸せを祝して贈られるメッセージには、思わずうなずきたくなる言葉がいっぱいあります。

「愛とは、それはお互いに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見つめることである」
これは、フランスの作家、サン・テグジュペリの言葉です。

恋愛中はふたり見つめ合って愛を確かめ、将来を夢見ていますよね。けれど、結婚したら同じ方向を向いて進みます。これにはいろいろな事を表現している言葉です。お互いに近くで見つめ合ってばかりいては、相手の欠点が目についてしまう。また、恋愛中は二人が良ければ幸せだったけれど、結婚すれば、親や兄弟をはじめ、親戚やお互いの友人、そして近所の方々など多くの方々とのお付き合いも始まります。ふたりきりの世界ではなく、周りとも関係性を持たなければいけない世界が始まるのです。

実際に、男性は恋愛中に彼女が結婚するに値するかどうか、いろいろな点を見極めています。自分の親とうまく付き合えるかどうか。一緒にいて、癒されるかどうか。家庭的であるかどうか。子どもが欲しいと思っている人ならば、教育方針も同じ方向性であることが望まれますよね。

それに、見つめ合ったままでは、前に進もうとしたらぶつかってしまい、前進していけません。同じ価値観を持ち、人生を一緒に歩むことが大切です。

恋愛中は結婚を目標にしてしまいがちですが、結婚まで考えることができる相手かどうか。今のうちから、考えておくことも必要なのですね。